曲がるタブレットが欲しい

曲がるタブレットが欲しい

まだまだ曲がるタブレットやスマホは「世界初」とかが発表されたと思ったら1年単位で更新が止まったり、実用レベルでリリースするものの1世代限りで音沙汰がなくなったり、といういわゆる色モノ扱いから脱却できていない状況にある。

それでも、私はタブレット黎明期であった2010年初頭から以下の機能を熱望している。この機能の実装こそが、新たなタブレットの境地を開くために必要とされるものであると本気で考えている。

  • 極限まで紙媒体に近づけたページめくり機能
  • 極限まで紙媒体に近づけた折りたたみ機能
  • 見開き

なんだか、文字に起こすと古臭いというか非常に(悪い意味で)保守的な要件になってしまっている。しかし、タブレットが紙を駆逐できていない理由を考えた時に挙げられるマイナス要素を正面から考え、捉えたのが上記の要件なのだ。

紙媒体の圧倒的な一覧性

1番目の要件「極限まで紙媒体に近づけたページめくり機能」は、いわば紙で「パラパラとめくる」ことをタブレットで再現することである。一覧性は、紙媒体が廃れない最強の所以として君臨し続ける要素といっても過言ではないだろう。なんせ、「パラパラとめくれば」大体の内容が掴めるからである。また、途中まで読んだ本の場合「パラパラとめくる」ことで「ここまで読んだ気がする」とか「この辺はまたあとで読もう」と頭の中の地図を本のトピック記載位置とリンクさせることができる。「パラパラとめくる」ことの人間の動作との相性も、偶然なのか非常に良い。

そうこうしてる間にタブレットの勢いがなくなっている?

気がする。タブレットの機能的な限界が少し垣間見えてしまっている気がする。一刻も早く紙媒体に置き換わってほしいが、技術的な進歩を待つ時期に来てしまったとも言える。